―農薬を使わない・有機肥料で育てる体にやさしい野菜―
野菜ともだち通信 289 2010.2.4 荒木農園TEL/FAX047-388-1346
恵みの雪
乾燥しきっていた畑に、雨と雪が降ってくれました。でも翌日に30羽位のヒヨドリの群れがやってきて、ブロッコリーの葉をまん中の筋だけを残して食べてしまうのです。食べられないように網をかけると、別のブロッコリーへ。そこにも網をかけるとキャベツへ、芽キャベツへ、スナックえんどうへ…。という訳で畑のあちこちに網をかけました。去年のヒヨドリ群団は1月28日に来ているので毎年同じ頃にやって来るんだなと思いました。
お届けの野菜…○ほうれん草(2品目分) ○白菜(2品目扱い)
○ひとみ人参 ○ブロッコリーの脇芽か菜花
*種を播く時期が少し遅れ、十分に巻かなかった白菜になってしまいました。鍋や煮浸し等で。
簡単レシピ ✿常夜鍋・・・鍋に水を入れ沸騰したら豚肉と切ったほうれん草を入れポン酢でいただきます。簡単でおいしいですよ。
作業日誌…育苗トンネル作り、大根、ラデッシュ、水菜、チンゲン菜、レタス、サニーレタスの種まき、堆肥積み、ヒヨ鳥の群れ対策で網をかける。
野菜ともだちの声…ここ最近の野菜の食べ方は、今流行りのタジン鍋で蒸しておいしく食べています!以前は、時間がないので、野菜スープの作りおきにしていましたが、蒸した方が野菜の味がより楽しめるので、お気に入りになっています。(あずささん)
新聞から…「窒素やリンといった元素は、生態系を考える上で、物事をはっきりとつかむ指標になる。例えば、窒素やリンなどの栄養分は、私たち人間の生活を支える農業にとって必要不可欠なものだ。一方で、過剰に使うと海洋や水質の汚染を招き、地球の物質循環や生態系を変えてしまう。こういった現象が今、地球の至る所で起きている。生物多様性の喪失は、私たちの生活の質を低下させ、場合によっては生命も奪う。例えば、高地の森林が失われると、水質の低下や土砂崩れが起き、被害が拡大する。医療の分野でも、植物種が絶滅すると、その遺伝資源を利用した薬が作れなくなる。日本の里山のように、土地の風景そのものが文化的に重要な意味を持つ場合もある。文化的な多様性と生物の多様性は切っても切れないものだ。」 生物地球化学の第一人者、米スタンフォード大生物学部教授ピーター・ビトーセク氏。(化学肥料を使う農業や化石燃料の消費など、人間活動で過剰な窒素が自然界に固定され、水質悪化や生物多様性の減少などの悪影響が出ていると論文で指摘。日本国際賞受賞。2010年1月28日朝日新聞夕刊より。)
2月18日(木)の予定 …法蓮草・縮み法連草・里芋等。
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